オンライン商談システムは、対面不要で場所を選ばず商談ができる便利なツールです。気になってはいるがよくわからないという人へ、そのメリット・デメリットや各製品の特徴を紹介します。
オンライン商談システムとは?
オンラインビデオ通話サービスをはじめとするICTツールの発達により、ビジネスにおいてもビデオ会議やWeb面接などオンライン上でのコミュニケーションが活発に行われるようになってきています。その中でも特に商談に適した機能を持つシステムが「オンライン商談システム」です。対面さながらのコミュニケーションが行えるほか、オンラインならではの便利な機能も搭載しており、今注目を集めています。
オンライン商談ツールのメリット
オンライン商談ツールにはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
すぐに商談ができる
商談をするためには日時と場所を決めそこへ出向く必要があるため、せっかく先方からお声がけのチャンスがあってもすぐに商談をするということはできません。しかしオンラインであれば、お互いのオフィスに居ながらにして商談ができるため、時間さえ合わせられればすぐに商談が可能です。移動の時間も必要ないので、日を改めて再度ということも気軽にできます。
手持ちのメモなど見て話しやすい
オンライン商談では、画面に映る部分しか先方からは見えません。あまり見せたくないメモなども、画角の外に置けば見ながら話すことが可能です。いわば台本を見ながらセリフを言えるというような状況なので、話したい内容をあらかじめメモにまとめておけば、商談の場では言いよどむことなくスムーズに話をすることができます。気持ちの余裕も生まれるので商談もスムーズにいくでしょう。
自社の担当者とチャットしながらできる
商談を進めるうちに、商品の詳しい内容を聞かれ担当者に問い合わせる必要が生じることがあるかもしれません。そんなとき、オンライン商談システムならすぐにチャットで担当者と話すことができます。先方を訪れての商談では、こういった場合担当者に電話をしたり、後日回答をするという形になりタイムラグが生まれてしまいますが、オンライン商談であれば先方を待たせることがないので好印象ですし、話も早く進みます。
オンライン商談ツールのデメリット
オンライン商談ツールにはデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか以下に解説します。
通信環境によってはスムーズなやり取りが出来ない場合がある
オンライン商談はネット回線を利用して行うので、回線の状態が悪いと途中で画面が止まったり通信が切れたりといったトラブルに見舞われることがあります。特にテレワークを行っていて自宅でオンライン商談をする場合は注意が必要です。トラブルが起きれば相手の心証を害してしまう恐れもあります。会社では業務用の無線LAN、自宅では有線LANを使うなど安定した通信環境を整えておくことが大切です。
相手の空気感が読めない
オンライン商談では実際に会って話をするのに比べ、空気感が伝わりにくいというデメリットがあります。対面の場合、画面では伝わりにくい微妙な表情の違いや相手の職場の雰囲気などもつかむことができ、話に弾みがつくということもありますが、オンラインではどちらかというと感情を伴わないやり取りになりがちです。そうならないためには、あらかじめ話を盛り上げるネタを用意しておくなどの工夫をしておくのがおすすめです。
複数人で話しづらい。タイミングが読みづらい。
オンライン商談システムでは1対1だけでなく3人以上での対話も可能ですが、声が重なって聞きづらかったり、若干のタイムラグが発生することもあり、タイミングが読みづらくどこで話にはいれば良いかわからないといった問題が起こることがあります。その場合は、オンライン商談を1対1で行い、複数人での商談は別途日を改めて、という形を取るのも良いでしょう。
オンライン商談システムを選ぶ際のポイントは?
メリットとデメリットがわかったところで、ここからはオンライン商談システムを選ぶ際にはどのような点に注目したらよいのかを解説していきます。
オンライン商談システム選定時の比較ポイント解説
オンライン商談システムは対話と資料の共有が基本的な機能ですが、他にも録画機能や電子契約機能など様々な機能を備えたものもあります。コストとの兼ね合いも考え、自社の必要とする機能が搭載されたものを選びましょう。映像や音声の品質、セキュリティや操作のわかりやすさにもこだわりたいところです。また、接続方式にはURL接続とナンバー接続の2種類があるので注意しましょう。
オンライン商談システムを比較!30秒でわかるサービスの特徴
オンライン商談システムは非常に多くあるため、どれを選んだらよいのかわからないという人もいるでしょう。ここでは、代表的なサービスの特徴を短くまとめて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
bellFace
URL接続とナンバー接続の両方に対応しており、接続が簡単なので先方に負担をかけません。商談内容を記録する「レコログ機能」がついており、自動でテキスト化も可能。後で営業内容を振り返ることができます。お互いがお互いの資料を自由に操作できる機能や、自分だけに見える「デジタルカンペ」といった便利な機能もあります。CRMとの連携も可能です。
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B-Room(ブルーム)
ブラウザ内で完結するのでインストール不要、PC・スマホなどから誰でもすぐに商談が可能なツールです。既存の顧客とはURL接続、新規の顧客とはワンタイムパスワード接続と、相手に合わせて接続方法が選べます。Web申し込みからアカウント発行、利用開始まで最短わずか2営業日とスピーディーなのも魅力です。
B-Room公式サイトはコチラ
jinjerミーティング(ジンジャーミーティング)
スマホ・タブレットでは専用アプリが必要ですが、接続はURLをワンクリックだけと簡単です。画面共有・資料共有機能や共有メモ・ホワイトボードなど多彩な機能を搭載し、充実したプレゼンテーションが可能となっています。商談内容は録音・録画ができ、後で振り返ることができるほかURLでシェアすることも可能、また通話後にアンケートを表示することもできます。
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GoogleMeet
Googleならではの安全なインフラや高いセキュリティを活かしたビデオ会議ツールです。通信は暗号化されており、不正防止機能も付いているので安心して商談が行えます。Google Workspaceに統合されているのでカレンダーやメールとシームレスに連携、外出先でもスマホをワンタップで即会議に参加できます。会議中のドキュメントを共同編集できるなど、多彩な機能が特徴です。
GoogleMeet公式サイトはコチラ
LINCBiz
ビデオ会議システム「LINC Biz meeting」とビジネスチャット、それにカレンダーと資料共有機能がついており、さらにはZoomとの連携も可能な多機能オールインワンパッケージです。LINC Biz meetingとZoomは目的に合わせて使い分けが可能、カレンダーではビデオ会議の予定を含む様々な予定を管理できます。ゲスト機能があり、LINC Biz未導入の顧客も会議に招待可能です。
LINCBiz公式サイトはコチラ
meetin
発行したURLをクリックするだけで接続可能、インストール不要で誰でも気軽に利用できるオンライン商談システムです。サーバーを介さないのでセキュリティ面でも安心です。双方で書き込めてダウンロードもできるホワイトボード、議事録やマニュアルが自動で作成できる自動文字起こし機能、さらに録画機能や画面共有など多彩な機能を搭載しています。
meetin公式サイトはコチラ
ONTALK
高画質・高音質が特徴のオンライン商談システムです。営業マンの顔と資料ファイル、そしてデスクトップの3画面を自由自在に切り替えることができ、良好なレスポンスでストレスのない商談が可能です。画面共有やテキストチャットなどコミュニケーションをスムーズにする機能も搭載、また音声自動議事録がついており、議事録作成の手間を大幅に省けます。
ONTALK公式サイトはコチラ
RemoMee
1対1の商談に特化したオンライン商談システムです。画面では映像のみ、音声は電話回線を使用しているのが特徴で、音声が飛ぶ・途切れるといったことのない安定した通信を実現、商談をスムーズに進めることができます。カンペ機能や説明メモを使ってノウハウを共有化することができ、録画機能を利用してトレーニングを行うなど営業のスキルアップに役立てることも可能です。
RemoMee公式サイトはコチラ
RemoteMeeting
洗練されたUI/UXで直感的な操作が可能、初心者にも使いやすいシステムです。AI技術の活用により周囲のノイズをカット、安定して途切れにくい高音質の音声で快適に会話をすることができます。最大100人が参加でき、進行役モードや画面表示モードの活用で多人数でのコミュニケーションがスムーズにできるのが特徴です。AIによる自動議事録機能もついています。
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RemoteOperatorSales
電話で会話をしながら画面を共有するオンライン商談システムです。画面上に表示した資料の上では2画面で同時にポインタが動くので説明がしやすく、また営業担当の顔写真も表示できるので顧客との距離もぐっと縮まります。先方は画面上のボタンをワンクリックで資料をそのままダウンロードすることも可能です。デモ画面を表示してオンラインデモを行うこともできます。
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ROOMS
どんなデバイスからもワンクリックで接続できるオンライン商談システムです。Webに埋め込んだカレンダーに顧客の方から予約を入れることができ、画面上の資料のページを顧客がめくれるなど「お客様参加型」の商談を可能にしているのが特徴です。表情や音声を解析して数値化する機能がついており、画面上であっても感情を可視化できるのがポイントとなっています。
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SHOWBY
画面共有やチャット、名刺交換やカンペなど商談に便利な機能を備えたシステムです。あらかじめ登録しておいたファイルを商談時に送信するファイル共有機能や、事前アップロード不要のファイル送信機能なども搭載。またWebサイトに埋め込んでチャットボット感覚で使えるウィジェットや、背景動画・BGMといったユニークな機能もあります。
SHOWBY公式サイトはコチラ
Skype
チャットや音声通話・ビデオ通話のツールとして長く親しまれてきたSkype。最大100人参加可能なビデオ会議の機能もあり、オンライン商談システムとしても利用されています。1対1でもグループでも音声・映像共に高品質、プレゼンや資料などの画面共有も可能で、通話をレコーディングしてメモを付ける機能もあります。暗号化により機密性の高い会話も安心です。
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Surfly
ブラウザだけで特定のWeb画面を共有できるツールです。指定したページのみを共有するので、見せてはいけないページをうっかり見せてしまう心配はありません。画面共有ツールではありますがテキスト・ビデオチャット機能が付いており、オンライン商談システムとして利用することが可能です。説明に便利なマーカー機能も付いています。
Surfly公式サイトはコチラ
VCRM
URL接続とナンバー接続の両方に対応、画面共有機能でスムーズなプレゼンテーションができるオンライン商談システムです。画面では動画やWebサイトなどを見せるほか、リアルタイム共有で製品画面を操作しながら対話することもできます。また事前に資料をセットアップしておき、商談終了後は先方でダウンロードしてもらうことも可能です。
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V-CUBE
オンライン商談はもちろんイベントや会議、面接やセミナーなど多彩な用途に活用できるコミュニケーションサービスです。マルチデバイス対応でインストール不要、わかりやすいインターフェースデザインで誰でも使いやすいのが特徴。一つのIDで多彩な機能を利用することができます。カスタマイズ可能でサポートも充実しています。
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ZENTALK
多彩な機能で豊かな表現が可能なオンラインプレゼンツールです。PDFに動画や画像を差し込んで動きを付けたり、「トークスクリプト」機能で自分だけに台本を表示するなど、プレゼンを成功に導く機能が豊富です。チャットやマーカーといったツールも搭載、またプロフィール機能や写真を美しく見せるビューティーモードで自身をアピールすることもできます。
ZENTALK公式サイトはコチラ
Zoom
抜群の知名度を誇るオンラインビデオ通話サービスです。高画質・高音質で安定した通信ができ、大事な商談の場面で話が途切れてしまう心配はありません。チャット機能やコラボレーションツールで生き生きとしたやり取りができ、記録はレコーディング機能と自動文字起こしにおまかせ。カレンダーとの連携も可能です。
Zoom公式サイトはコチラ
はなスポット
商談に特化したWeb会議システムです。プレゼンモードや資料の受け渡し、参加者全員が書き込めるメモやチャット機能など、オンライン商談に役立つ機能を網羅しています。画質の手動調整や通信容量の自動調整が可能で、通信が不安定になりがちな外部環境でもスムーズな打ち合わせが可能です。顧客の方から商談予約ができる機能もあります。
はなスポット公式サイトはコチラ
ビデオトーク
誰でも簡単に接続できるオンライン接客・商談ツールです。顧客の携帯に会議URLをSMS送信するだけでOKなので、電話番号だけでつながることができます。インストールもアカウント作成も不要な手軽さが魅力です。画面共有やテキストチャット機能で商談もスムーズ。こちらから顧客側のインカメラ・アウトカメラを切り替えたりスクリーンショットを取るといったユニークな機能もあります。
ビデオトーク公式サイトはコチラ
トークトーク
SMSやメールでURLを送ったら、相手はそれをクリックするだけ。アプリもアカウント登録も要らないOne to Oneのビデオ通話システムです。マルチデバイス対応で面倒な設定も不要、誰でも簡単に管理・運営ができます。シンプルで使いやすく誰でも気軽に使えるのが特徴です。また暗号化通信を行い、サーバーを介さないため個人情報が残らず、安心して利用できます。
トークトーク公式サイトはコチラ
簡単・シンプル・わかりやすい!オンライン商談には「トーク・トーク」がおすすめ
オンライン商談システムは数多くあり、それぞれに特徴があるので迷ってしまうという人もいるかもしれません。これから導入するなら、まずは誰でもすぐに簡単に使えて安全性が高いというところがポイントになるでしょう。そういった意味ではイメージナビ株式会社の「トークトーク」がおすすめです。ネット回線さえあればすぐに使えるので、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。