新しい時代のワークスタイルとして、Web接客の導入を検討してみたことがあるでしょうか。この記事ビデオ通話サービスにはいくつもの種類がありますが、注目されているのがWebブラウザだけでビデオ通話ができるサービスです。この記事ではインストール不要のブラウザ型ビデオ通話に的を絞って詳しくご紹介します。
ブラウザだけでビデオ通話ができるって、どういう事?
「ビデオ通話をするためには専用のアプリをインストールしなければならない」。このように思っている人も多いのではないでしょうか。そういったビデオ通話サービスがあるのも確かですが、実はアプリなどをインストールがいらず、ブラウザだけでビデオ通話ができるサービスが増えてきているのです。ではWebブラウザによるビデオ通話の仕組みとは、実際のところどうなっているのでしょうか?
Webブラウザによるビデオ通話の仕組み
ブラウザ版ビデオ通話は、ホストが作成した通話ルームのURLを参加者に送信し、そのURLをクリックまたはタップすることでビデオ通話を行う、というのが基本的な仕組みになっています。URLをクリックすれば、自動的にブラウザが立ち上がります。特別な操作なしでビデオ通話ができるということは、とても大きなメリットだと言えるでしょう。というのは、アプリのインストールやアカウントの作成などの難しい操作が必要ないので、パソコンなどに詳しくない人でも簡単に利用できるからです。
ブラウザだけで行うビデオ通話の特徴とは
ブラウザだけでビデオ通話を行うサービスの主な特徴は、次の5つです。
通話し放題
ブラウザ版ビデオ通話はインターネットさえあれば利用できるので、基本的に通話し放題です。じっくりと通話ができるので、商談や内見、面会などにとても適しています。面接に使うことも可能です。特に多人数が参加する会議においては、通話し放題なのはとても役立ちます。ただしブラウザ版ビデオ通話の中には、無料プランに限り通話時間制限が設けられているものもあります。そういった場合には有料プランにするか、他のサービスにするか検討してみましょう。
特殊な機器は不要
ブラウザ版ビデオ通話には、特殊な機器は不要です。インターネットに繋がっているパソコンやスマホ、タブレットさえあれば、ビデオ通話に参加できます。ホストや通話相手の両方とも、機器を準備する手間がいりません。パソコンの中には、マイクやカメラ機能がついていないものもありますが、ほとんどの場合マイクやカメラはスマホで代用できます。どうしても無理なときには、チャット機能を使用すれば参加可能です。
導入はカンタン
ブラウザ版ビデオ通話の導入はカンタンです。ホストがビデオ通話ルームを作成するだけで準備が完了します。アプリをインストールする必要はありません。ルームを作成するとき、ホストはログインしなければなりませんが、通話相手はログインしなくてもすみます。また、ホスト自身がログインせずとも使用できるサービスもあります。思い立ったらすぐにビデオ通話ができるのが、ブラウザ版ビデオ通話の強みです。
相手はアカウント登録不要
ブラウザ版ビデオ通話サービスの場合、通話相手はアカウント登録が不用です。アカウント登録が面倒で、ビデオ通話を利用してこなかった、という人もいるかもしれません。そういった人にとっては、これは大変有難いのではないでしょうか。ホストにとっても、通話相手にアカウント登録の説明をする手間が省けるので便利です。特に海外のサービスの場合は英語で書いてあるので、英語が苦手な人にとってはアカウントの登録は簡単ではありません。そのような苦労をしなくてもすむのが、ブラウザ版ビデオ通話サービスなのです。
セキュリティもサポートも充実
セキュリティが充実しているのも、ブラウザ版ビデオ通話サービスの特徴です。通信を暗号化して行うサービスがありますし、通話ルームをロックできるところもあります。ルームがロックできれば、部外者に大切な情報を盗み見られる心配をしなくてもすみます。また、ビデオ通話という強みを活かし、ビデオ通話を使用したきめの細かいサポートが可能なのもブラウザ版ビデオ通話の特徴です。
ご利用シーン
ブラウザ版ビデオ通話は、さまざまなシーンで利用されています。その代表的なものは、次の5つです。
ビデオ会議
ビデオ会議に、ブラウザ版ビデオ通話を利用する企業は増加傾向にあります。参加者にURLを送信するだけで準備が完了するのが、ブラウザ版ビデオ通話を使うメリットです。メールがあれば送信・受信ができるので、案内書などを郵送しなくてもすみます。テレワークの導入が進んでいる昨今、遠方に住むワーカーでも参加できるビデオ会議は、さらなる普及が予想されています。そういった中で、手間も時間もかからないブラウザ版ビデオ通話は、とても役立つサービスだと言えるでしょう。画面共有ができますし、セキュリティもしっかりしています。また、通話記録を残せるのもブラウザ型Web会議のメリットです。
オンライン接客
オンライン接客に、ブラウザ版ビデオ通話を利用する企業も増えてきています。ビデオ通話なので、顧客の表情を見ながら接客できます。顧客が興味を持つ商品はもちろん、関連する商品を動画で紹介することも可能です。顧客の中には、パソコンやスマホの操作に慣れていない人もいることでしょう。そういったときに、真価を発揮するのがブラウザ版ビデオ通話です。送信されたURLをクリックやタップするだけでブラウザが立ち上がるので、顧客の手を煩わせる心配がありません。また、保存された通話記録をもとに、接客の仕方を見直したり、新人のトレーニングの教材にしたりすることもできます。
オンライン内見
オンライン内見とは、不動産の内見にビデオ通話を使う方法のことです。このオンライン内見に、ブラウザ版ビデオ通話を活用する企業も少なくありません。具体的な使用方法としては、不動産に興味を持つ顧客とブラウザ版ビデオ通話によって接点を持ち、モデルルームへの来場を促す、というものが挙げられます。この方法で、成約率が1・5倍になったという大手不動産会社が実際に存在しています。不動産を内見するためには、外出をしなければなりません。そのため内見を躊躇しているという人たちにとっても、オンライン内見はとても助かる方法です。顧客と企業の両方にメリットがあるのが、ブラウザ版ビデオ通話なのです。
オンライン面会
オンライン面会も、ブラウザ版ビデオ通話が活躍するシーンのひとつです。面会に行きたくても病院や施設が遠かったり、時間がとれなかったりするのはよくあることです。そういった場合、ブラウザ版ビデオ通話がとても役立ちます。自宅に居ながらにして面会できますし、面会可能時間内ならいつでも面会できるのもメリットです。スマホさえあれば面会できるのも、ブラウザ版ビデオ通話のよいところです。面倒な手間がいりません。気楽に面会できるということは、患者や施設の利用者のストレス発散にも繋がります。また、感染症対策としてオンライン面会を導入している病院や介護施設もあります。
監視カメラ
ブラウザ版ビデオ通話は、簡易的な監視カメラとしても利用できます。ブラウザを立ち上げた状態のパソコンやスマホを起動させたままにして、外出先からスマホを通じて室内を監視するというのが、ひとつの活用方法です。これはまた、病気で会社や学校を休んでいる家族の様子を見るのにも使えます。飼い主が外出中の、ペットの行動をチェックする目的で、ペットカメラの代用として利用することもできるでしょう。常設の監視カメラを購入することなく、手軽に監視できるのがこの方法のメリットです。
ブラウザだけでビデオ通話ができるWebサービス
ブラウザだけでビデオ通話Webサービスはいくつかありますが、代表的なものとしては次の8つが挙げられます。それぞれ特徴が異なるので、使用目的や環境に適したものを利用するようにしましょう。
Skype(スカイプ)
ツール選定のときにはまずチャット型、ポップアップ型、複合型のどれが適しているかを考えましょ「Skype(スカイプ)」は個人同士向けとして、非常に多くの人たちに愛用されているビデオ通話サービスですが、利用するためにはアカウントやアプリが必要です。そのスカイプに新しく「Meet Now」という機能が追加されたことにより、アカウントやアプリなしでも利用できるようになりました。スカイプのブラウザ型Web会議の主な特徴は、Web会議を簡単に開始できることと電話会議も行えること、そして画面共有や通話内容の記録ができることなどです。ちなみに最大参加可能人数は100名です。以前から使い勝手のよかったスカイプですが、さらに便利になったと言えるでしょう。
Skype公式サイトはコチラ
ビデオトーク
「ビデオトーク」は国内企業のNTTコム オンラインが運営しているビデオ通話サービスです。SMSを利用するため、スマホがあれば誰とでも繋がれるのが特徴となっています。主な利用用途は1対1の顧客対応です。ビデオ通話状況の録画ができますし、通話中でもカメラ撮影した画像を送信することが可能です。テキストチャットも搭載されており、声が聴きとれなかったり、伝え辛い情報を伝達したりする際にも情報を共有できます。月額費用はかかりますが、2週間の無料トライアルがあるので事前に試すことができます。
ビデオトーク公式サイトはコチラ
Daily
Dailyは、初期費用なしで使えるブラウザ版ビデオ通話サービスです。有料のプランもありますが、無料のプランのままでも十分に使えます。無料の場合、最大で50人まで会議に参加できます。ダイヤルインが可能で、パソコンが使えない状況でもダイヤルインで参加できるのがDailyの大きな特徴です。スマホの場合でもアプリのインストールが不用で、ブラウザのみで利用できます。一度作成したカスタムリンクを無期限で利用できるのも、Dailyの優れた点です。
Daily.co公式サイトはコチラ
Videolink2.me
「Videolink2.me」は、ほんの数秒で開始できる無料のビデオ会話サービスです。画面共有はもちろん、インスタントメッセージを送信したり、他のVideolink2meユーザーに直接ビデオ通話を発信したりすることもできます。Google+やFacebookの友達の連絡先をインポートすることで、即座に招待できるのもメリットです。個室のビデオリンクを一度作成すれば、その後のすべてのビデオ通話においてその個室を利用できます。簡単に始められるサービスなので、ビデオ通話を試してみたい人にとってもおすすめです。
Videolink2.me公式サイトはコチラ
Gruveo
Web接客ツールの提供会社の中にはコンサルティングや運用代行のサービスをしているところもあります。Web接客の品質を向上させていく上でも人材不足を補うにも有用なサービスでしょう。自社にとっ「Gruveo(グルーヴェオ)」は、2013年設立のインストール不要ブラウザ型ビデオ通話サービスです。Gruveoの最大の特徴は、どんなデバイスであれブラウザのみで使用できる点です。パソコンはもちろん、スマホの場合でもアプリのインストールなしで利用することができます。また、デザインが直感的で使いやすいのもGruveoのおすすめできるポイントです。ビデオや音声、画面の共有も可能です。すべての通話は暗号化されるので安心して使えます。14日間の無料トライアル期間があるので、とりあえず試してみるのもよいでしょう。
Gruveo公式サイトはコチラ
Whereby(旧appear.in)
このサービスの特徴は、最大4名までなら時間無制限で何度でも利用できる、という点です。なおProプランなら最大12名、Businessプランなら50名まで会議に参加できます。パソコンならブラウザだけで参加できますが、スマホの場合にはアプリが必要です。ユーザー登録はホストのみで、他の参加者は登録しなくても使えるので便利です。画面共有やルームロック機能、チャットなど、機能面も申し分ありません。
Whereby公式サイトはコチラ
Pop
「Pop」は、高品質な音声とビデオで知られているビデオ通話サービスです。描画機能を備え、ホワイトボードを使って自由に落書きをすることが可能です。この落書きは、他の利用者も一緒になって参加できるので、ブレインストーミングにとても適しています。簡単に他の人を招待できますし、MacやWindowsはもちろん、Linuxにも対応しています。また、モバイルブラウザをサポートしているのも特徴です。無料で使えますし、プロプランであってもベータ版なら無料のまま利用できます。
Pop公式サイトはコチラ
One to One ビデオ通話サービス『トークトーク』
ブラウザだけでビデオ通話Webサービスとして総合的におすすめなのはイメージナビ株式会社のトークトークです。イメージナビ株式会社は通信事業やBPO事業、電話代行サービスなどで有名な日本テレネット株式会社の完全子会社で、ビデオ通話サービスのトークトークを中心としたオンラインコミュニケーションのソリューションを提供しています。
トークトークが優れているのは非常にシンプルで誰もが使える一対一のビデオ通話サービスに仕上げられている点です。ビデオ通話のリンクをクリックするだけでトークトークのシステム上でビデオ通話ができる仕組みになっています。インストールやアカウント登録をする必要がなく、インターネット環境さえあればどんなデバイスでも利用可能です。
お客様にとってアプリをダウンロードしなければならない、問い合わせのためにアカウントを作らなければならない、スマホでしか通話ができないというのはストレスになります。 ビデオ通話Webサービス の基本はお客様にとって心地よい環境を作ることです。その点を重視してシンプルさとユーザーエクスペリエンスの向上を目指して提供されているのがトークトークです。
トークトーク公式サイトはコチラ
ブラウザだけでビデオ通話Webサービスを重視していこう!
ブラウザだけでビデオ通話Webサービスは競合他社との差別化をして多くの顧客を獲得する方法として欠かせないものになってきました。最適なツールを選んで運用を始めれば業務効率を向上させつつ、顧客満足度も引き上げられるでしょう。ビデオ通話サービスの 「トークトーク」 は、互いのネット環境が整っていれば機種に依存することなくワンクリックでビデオ通話が可能です。web接客の導入を検討しているのであれば、本サービスに 問い合わせ てみてはいかがでしょうか。